背中の筋肉は日頃使うことが少ないです。背筋を使わずにいると、姿勢が悪くなったり、肩こりの原因にもなったりします。重くてきついマシンを使わないでスッキリキレイな後ろ姿美人になれます。
日常生活の長年の癖は身体の歪みを作ってしまいます。身体はいつも左右同じバランスで動作をするわけにも行かないので「楽な姿勢」を選んでしまいます。
下半身と上半身をつなぐ身体の中心である骨盤は「楽な姿勢」の習慣がついてくると徐々に歪み、血流やリンパの流れを悪くします。すると肩凝りや腰痛、冷え性むくみといった不調となって現れて来てしまいます。
足を組む姿勢も骨盤を大きく歪ませる原因の一つです。
パソコン仕事が多くなるとモニターに対する目線、机と椅子のバランス調整など改善方法はたくさんあります。
悪い「楽な姿勢」は意識をして改善習慣を身につけると同時に背筋、腹筋、骨盤周りの筋力アップで体幹(コア)でしっかり上半身を支える筋肉が育ってきます。
立ち姿だけじゃなく、座位姿勢も美しくなりましょう。
姿勢が良くなると、体重体脂肪が変わらずとも見た目が大きく変化します。
なぜダイエットやボディメイクをしているかというと、見た目を変えるためですので、姿勢を変化させるということは最重要であると言えます。
a〜cの写真でどの姿勢が綺麗に見えますか?aの立ち姿勢が美しいですね。
bやcの姿勢もまず、日頃から頭でキレイな姿勢を意識することと同時に、背面(広背筋や脊柱起立筋)や腹筋(腹直筋・腸腰筋)を鍛えて後傾しやすい骨盤を筋力で整えるトレーニングをします。
横から見られても前後のバランスが美しい立ち姿勢をトレーニングで作っていきます。
無意識でいるとeの猫背姿勢にだれでもなりがちです。この姿勢で6〜8時間のデスクワークをするとどうなるでしょう?
背筋は曲がり、頭が前に出て、首はストレートネック、骨盤は歪み内臓を圧迫し、血流が悪くなる、呼吸が浅くなります。
美しい座り姿勢はdのように背筋は立てて浅く座り、お腹に見えないベルトを巻いているかのように座る癖をつけることも大事です。デスクワークが長い人は椅子の高さは調節できるものを選び、背中が丸まらないようにしてください。
パソコン画面を見つめるときは首を下に向けたままにしないようにし、目線だけ落とすなども取り入れて、首に負担をかけない姿勢を取ることもとても大事です。
背中が丸まりやすい人に圧倒的に多いのが、胸椎(胸らへんの背骨の事)が動きにくい事です。
胸椎が動かないと、背筋を真っ直ぐに伸ばそうとしても、腰に負担がかかり、逆に腰を痛めてしまう結果になります。
胸椎を動かす練習をする事で、正しい姿勢を獲得できるようにもなりますので、胸椎の運動やストレッチをすることをお勧めします。ヨガでいう、キャット&ドッグのような動きがいいでしょう。
チューブでのトレーニングは重りを持ち上げたりすると肩や腕に入る余計な力がかかりません。初心者や女性でも簡単にできてダイレクトに背面にアプローチできます。
床に横になって肩甲骨を引き下げる運動だけでもしっかり効果がある背筋トレーニングですが、バランスボールでより不安定にして背中を強化できます。背骨の横についている筋肉群を刺激!
シンプルな動きから刺激を与えていきます。背中のトレーニングをいきなり激しくトレーニングすると怪我のもとになります。
こちらは正しい肩甲骨の動きをマスターしてもらうための動作確認ですがポイントは、腕を引くときに肩があがらないようにすることを意識して行います。
こんなにシンプルな動きでも首を長くし、肩甲骨周りの筋肉に刺激を与えることで、肩こり解消にもつながります。
背中のトレーニングでポピュラーなトレーニングですが、意外と難しいです。
間違ったフォームは腰や腕に力が入り怪我をすることもあります。正しいフォームで行うと、背中全体に効き効率の良いトレーニングになります。
バーベルでのトレーニングは負荷を調整しながら行います。
基本は腕ではなく”背中で”引く意識が大事な事。
バーベルを構えておへそに向かって引きましょう。腕や肩を使ってしまったり、腰をそりすぎないように要注意。
少し重心を前にずらすと背中に効果を実感できるでしょう。
片手ずつ、しっかりと広背筋を意識しながら鍛えるトレーニングです。片手をベンチにつき、もう片方の手でダンベルを持ちます。
ベンチの近くにある足の膝をベンチに乗せて片方の足を外側に伸ばします。その時少し膝を曲げた状態にすると背中の筋肉を意識しやすくなります。
引っ張るときはベントオーバーロウと同じで重心を少し前に持っていくと背中の筋肉に効きやすくなります。
男性はたくましい背中を作るトレーニング。腕を使わず肩甲骨や”背面”で引けているか?トレーナーが後ろからサポートしますので安心してください!